リスニングはとにかく発音から学ぶということについて述べてきました。実際に書かれた単語ではなく、実際に発音をされる言葉から学ぶということです。英語は、ただ闇雲に聞き続けていても、リスニング力はなかなか向上することはありません。全く向上しないわけではありませんが、それには膨大な時間がかかってしまいます。一般的に、英語が聞こえるようになるまでには「1000時間」が必要とされると言います。これは、留学した人が英語が聞こえるようになるために3ヶ月か4ヶ月かかることから、算出された時間です。これは例えば、1日に30分英語を聞くのを毎日ずっと続けたとしても、6年も掛かってしまう計算になります。週に1時間だけ聞くというのを続けた場合は、なんと21年も掛かることになるのです。これでは覚えたことも忘れていくでしょうし、何より20年もモチベーションを保つのは相当難しいことだと思います。

よく陥りがちなのは、「can(キャン)」の発音についてです。これは「~できる」という意味で、否定形の場合は「can’t(キャント)」になるというのは、みなさんご存知だと思います。当然ながら、実際に書いてある言葉として見た時、これを取り違えることはまずないでしょう。しかし実際に口に出してみると、ややこしさに気が付くと思います。しかも意味が意味なので、実際にはできないことでも「できると言った」と取り違えてしまっては、後ほど大変なことになってしまいます。

このような聞き違いが起こらないためにも、「英語が正しく聞き取れる」練習をする必要があります。文字を目で追いかけているわけでは、発音した時の違いに気付けません。まずは声に出してみることで、聞いた時の違いも分かるようになるのです。